ある日何気なく鏡に映した自分の姿を見て、首に小さなイボのようなポツポツがあることに気づいたことはありませんか?

「なんなのこれ!?」と思わず触ってみるけれど、ニキビでもなさそう。

でも、このまま放っておいたらますますポツポツが広がるかもしれないし、かといってむやみにお手入れしても良くないのかも、なんて不安になる人もいるのではないでしょうか?

友達や家族に相談するのも微妙だし、皮膚科に行くほどでもないし…。

首の小さいポツポツが気になり始めたら、一体どのように対処すれば良いのでしょうか?

ここでは小さなポツポツの正体について、そして自分でできる対処法について詳しくご紹介していきたいと思います。

首にできた小さなぽつぽつ…その正体は○○○だった!

首にできた小さなポツポツの正体、それは角質粒(かくしつりゅう)と呼ばれるものです。

20代の頃は、顔も首まわりもとってもキレイだったのに、30代になると首周辺に小さなポツポツしたものが目立つようになり、手で触れてみるとざらざら、ごわごわ。

このような悩みをお持ちの30代女性、意外と多いんです。

毎日仕事や子育て、家事が忙しくて、首周りの肌トラブルに気づくのが遅れることもあり、ふとした瞬間、首周りの小さなポツポツに気づいてびっくりする人もいるようです。



角質粒という言葉を今初めて知ったという人もいるかと思いますが、一体それがどういうものなのか、そして首のポツポツに気づいた時に、どのように対処すれば良いのか、ここで詳しくご紹介したいと思います。

角質粒とは?

わたしたちの肌は、表皮(ひょうひ)と呼ばれる皮膚で覆われていて、そのすぐ下には角質層が存在しています。

角質粒とは、簡単に言えば皮膚の老化現象のひとつで、古くなった角質が老廃物となって皮膚の表面に出てきたものだと考えられています。

10代・20代の頃は、肌の新陳代謝がとても活発なので、肌の細胞がどんどん新しく生まれ変わり、皮膚の表面にこのようなトラブルが起こることは比較的少ないのですが、30代になると肌の細胞の新陳代謝が20代の頃よりも少しずつ衰えてきます。

紫外線による影響で、皮膚の老化が進み、角質粒ができやすくなることもあります。

また、普段の肌のお手入れなどを怠ることが原因で、角質粒ができやすくなる可能性もあります。



首の小さなポツポツに気づいてもとくに慌てる必要はなく、きちんとお手入れをしていれば、解消されるケースもあります。

対処方法

それでは、首の小さなポツポツに気づいたらどのように対処すれば良いのでしょうか。

皮膚科に行った場合、その症状の度合いによっては外用薬や内服薬を処方されることもあります。

しかし、これは首の皮膚の表面に出てきたポツポツを皮膚の表面から薬を塗ることによって治療する方法、つまり対処療法ですから、根本的な治療方法であるとは言えないかもしれません。

ちなみに、皮膚科クリニックに行って角質粒の治療を受ける場合、症状が比較的軽い場合は、内服薬や外用薬ですむ場合がほとんどです。

しかし、ポツポツがかなり目立つ場合や、その範囲が広い場合、肌表面のでこぼこが目立つ場合は、レーザーによる治療法が用いられるケースもあるようです。

治療法によっては、健康保険の適用対象外となるケースもありますので、治療を受ける前にどのような治療方法が適しているのか、健康保険の適用対象となるのか医師によく相談すると良いでしょう。

この他には、ドラッグストアで販売されている市販の薬を購入して使う方法もあります。

また、ドラッグストアやコスメショップに行くと、首元専用のスキンケア製品として、クリームやジェルなども販売されているので、これを活用するのも良い方法ですね。

気になる部位に塗るだけで良いので、普段のスキンケアにプラスするだけでOKです。

他にもあった!小さなポツポツの正体

首の小さいポツポツの正体は本当に角質粒だけでしょうか?

実は角質粒とは限らない、症状がまだまだあるのです。

ちょっと難しい言葉ですが、角質粒の他に考えられるものとして

スキンタッグ
アクロコルドン
軟性繊維腫
脂漏性角化症(老人性疣贅)

などがあります。

それではひとつずつ解説していきますね。

スキンタッグ

調べたところによると、スキンタッグとアクロコルドン、軟性繊維腫は全て同じものを指しているそうです。

大きさに若干の違いがある程度で、医学的に明確な違いというものはないそうです。

簡単にイメージするなら、アクロコルドン、スキンタッグの日本名→軟性繊維腫のようなイメージですね。

特徴としては、

スキンタッグ・・・ぴょこっと飛び出している、取れそうで取れない、皮膚とつながっている部分が細くなっている

アクロコルドン・・・ペタッと張り付いている、1〜2mmまでの円形、薄茶色や茶色をしている、首にたくさん出ることがある


スキンタッグは、首だけにできるものではなく、脇や胸など、皮膚の柔らかい部位にもよく見られます。

首の小さなポツポツの正体がスキンタッグの場合、もしかしたら脇や胸の皮膚の状態がどのようになっているかも一緒に確認してみてください。

ひょっとしたら、気がつかない間にスキンタッグが体のあちこちにできている可能性もあるので、とにもかくにも早めに気づくことが肝心です。

スキンタッグは、30代以降の女性にできやすいですが、やはりこれも角質粒と同様に、皮膚の老化現象のひとつだと考えられています。

ほかにも、紫外線による肌の酸化・老化なども原因と考えられますが、とくに中高年世代になると、できやすくなります。



アクロコルドン

アクロコルドンとは、首元に多く見られますが、全身の部位の中でも、とくに皮膚が軟らかい場所にできるのが特徴的です。

首以外には、鼠径部(そけいぶ)やワキにできることもあります。

アクロコルドンは、とくに硬さはほとんどなく、触ってみて軟らかいのが特徴です。

痩せた体型の人よりも、肥満気味の女性にできやすく、年齢を重ねるたびにアクロコルドンができやすくなります。

しかし、これ自体はとくに深刻な皮膚の病気ということではなく、あくまでも皮膚の老化現象のひとつだと言えます。

脂漏性角化症(老人性疣贅)

脂漏性角化症とは老人性疣贅(ゆうぜい)ともいい、とくに老年世代の人に多くみられる皮膚の症状です。

簡単に言えば、お年寄りの方に多くみられるイボと言ったほうがわかりやすいかもしれませんね。

脂漏性角化症は、首だけではなく顔にできる人もいれば頭皮にできる人もいるし、皮膚の柔軟度に関係無く全身のあらゆる部位にできます。

できはじめは皮膚の表面がざらつく感じですが、そのまま放置しておくとだんだん大きくなります。

とくに紫外線の影響を受けやすい顔や首の皮膚にみられることが多く、脂漏性角化症になると表面の色がだんだん淡い感じの茶褐色になり、やがては黒っぽく変化することもあります。

皮膚の表面が軽くでこぼこする感じのものもあれば、凹凸がかなり激しい感じのものもあります。

皮膚の表面のでこぼこが大きくなってもとくに痛みを感じることはありませんが、人によってはかゆみをともなうこともあるようです。

気になる場合は皮膚科クリニックで医師の診察と治療を受けると良いでしょう。

首にできたポツポツ、うつったりするの?

首にできてしまったポツポツは、人にうつったりするのでしょうか?

結論から言うと、首や顔、脇や体にできるポツポツは人にはうつりません。

先ほど紹介したスキンタッグやアクロコルドンなどは良性のできもののため、遺伝や体質、そのほかの原因(摩擦や紫外線)などで増えていきます。

なので、触ったからといって人にうつるという心配はないので安心してくださいね。

しかし、ウイルス性のイボ(尋常性疣贅)などは、増えて広がったり、人にうつったりする可能性もあるので気をつけなければいけません。

ただし、ウイルス性のこれらのイボは首や顔などの柔らかい部分にはできにくく、指や足の裏などの角質の厚い部分を好んで増殖していきます。

なので、首や顔にウイルス性のイボができる確率はとても低いといえます。

心配な人は、念のためお医者さんに診てもらい適切な処置をしてもらいましょう。

できてしまったポツポツ、どう対処するのが一番良い?

首の小さなポツポツに気づいたとき、どのようにケアすれば良いのか悩む女性も少なくありません。

できるだけ早めに気づいて、早めに対処するのがベストですよね。
ここでは、普段から気をつけておきたいことや自分でできる方法についてご紹介したいと思います。

これ以上の摩擦を避ける

首は顔よりもデリケートだと言われており、ちょっとした刺激にも敏感に反応することもあります。

とくに、首まわりは服やアクセサリー、スカーフなどを巻いていると皮膚がこすれてしまいます。

首に小さいポツポツができるようになると、見た目が気になるからといって、衣服やスカーフ、マフラーなどで覆うこともありますが、それがかえって皮膚を刺激してしまい、さらに症状が悪化する可能性もあるので、これ以上皮膚を摩擦しないように心がけておくことが大切です。

首の美しさを保つために、入浴時はスポンジや泡立てネットなどを使い、泡で優しくいたわりながら丁寧に扱うように注意しましょう。

紫外線に当たらない

首の肌トラブルを未然に防ぐには、できるだけ紫外線に当たらないように心がけておくことです。

紫外線を浴びてもその瞬間から肌に目立つほどの異常は見られません。

しかし、紫外線を浴びてからしばらく時間が経過すると、次第に黒ずみや小さなポツポツができることがあります。

紫外線を浴びた後の肌は、その時は目に見えるような変化はなくても、皮膚の内面でメラノサイトが発生して、増殖・沈着していきます。

紫外線の影響により、皮膚のターンオーバーや新陳代謝にも異常がみられるようになり、首の肌を手で触ると、ポツポツやでこぼこに気づくことがあります。

外出する時はできるだけ紫外線を浴びないように、UVカット機能付きの日傘や帽子をかぶり、首の後ろが隠れるくらいのツバの部分が広いものを選ぶと良いでしょう。

顔に日焼け止めジェルやクリームを塗る人も、首にはつけない人もいるので、必ず首の前・後ろ・横にも塗っておきましょう。

室内にいても紫外線を微量に浴びることもあるので、家の窓にUVカット機能のついたフィルムを貼っておくと、より安心ですね。

車に乗る時も、車の窓にUVカット機能付きのシートを貼っておくことをおすすめします。

皮膚科に行く

皮膚科専門医の診察を受けることもおすすめします。

首の小さいポツポツは、とくに深刻な皮膚の病気だとは考えられにくいですが、このままこれを放っておくと、小さなポツポツが大きなでこぼこ状に変化する可能性も考えられます。

首の小さなできものなんてとくに大したことはない、と思うかもしれませんが、早期発見が早期改善につながることもあるので、なるべく早めに行くことをおすすめします。

皮膚科の先生はその名の通り皮膚医学のプロフェッショナルですから、ひとりひとりの患者の症状を診て、それに見合う内服薬や外用薬を処方してくれます。

首のできものが大人ニキビなのか、それとも角質粒なのか、それとも何か他の症状なのか、まずは正しく知ることが大切です。

市販の薬用クリームを使う

首にできた小さいできものが気になる時は、市販の薬用クリームを使う方法もあります。

市販の薬用クリームを購入する時は、どんな成分が配合されているのか、成分表示欄をよく見ておくことです。

とくに敏感肌や乾燥肌の女性は、肌のバリア機能が弱くなっているので、刺激の強い薬剤が配合された薬用クリームの使用は避けることです。

市販の薬用クリームは、多数の製薬会社から販売されていますが、皮膚の症状や用途に見合うものを選びましょう。

どの商品を選んだら良いか迷う時は、薬剤師に必ず相談してくださいね。

アトピーやアレルギー体質の人は、そのこともきちんと伝えておいてください。

使い始めてから皮膚の痛みやかゆみ、赤みなどの異常がみられる場合は、すみやかに使用を中止してかかりつけの皮膚科専門医に相談してくださいね。

スキンケアでお手入れ

首の肌トラブルを改善するには、やっぱり毎日のスキンケアを習慣づけておくのは大切なことです。

首には首のスキンケアがあるというのではなく、首は顔の一部だと認識しておくと良いですね。

そして、顔よりも首のほうが年齢が出やすい部位でもあり、外の空気や紫外線の影響を受けやすい、ということも覚えておいてくださいね。

首のお手入れのポイントとして、日頃から化粧水や美容液、クリームは必ず首まで塗っておくのが基本です。

単に首に塗りつけていれば良いというものではなく、肌の奥深くにまでしっかりと浸透させることです。

化粧水や美容液をつけた後は、手のひらでよく温めて、美肌成分を肌の内面にまでしっかり届けるように意識してみて下さいね。

顔と首の肌の色を比べてみると、首の肌の色のほうが少し暗いような感じがすることはありませんか?

首は、紫外線による影響を受けやすいこともあり、顔と首の色が違うと、それだけで老けた印象になることもあります。

首にもしっかりとした美白ケアが必要ですから、薬用美白成分が配合された化粧水や美容液を使ってみるのも良いし、首やデコルテ専用のジェルやクリームなどもありますので、試してみるのも良いかもしれませんね。

首のポツポツには杏が効果的って本当?

首のポツポツが気になる時は、果物の杏(あんず)が良いという話を耳にしたことはありませんか?

そもそも杏ってどんなフルーツなのか、ご存知でしょうか。

杏は、美容と健康に良いフルーツとしても知られており、疲労回復やストレス解消、便秘解消にも良いと言われています。

普段、杏をそのまま食べる機会は少なくても、ジャムやゼリー、ケーキなどに杏が入っているものもあります。

杏は、わたしたち女性にとって、とっても身近な存在のフルーツであり、6月~7月頃が杏の旬の時期です。

また、杏をおいしく食べるならドライフルーツがもっともオススメです。

生の果実の杏よりも、ビタミンやミネラルが豊富に含まれていて、とってもジューシーでフルーティーな味わいが魅力です。

杏は中国では古い時代から漢方として用いられており、杏仁豆腐の原材料としてすっかりおなじみですよね。

杏のパワーで顔はもちろん、首の美肌・美白を目指してみてはいかがでしょうか。

まとめ

最近、首の小さなできものやざらざらした手触りが気になる人も、とくに首の肌トラブルがない人も、顔以上に首の肌ってとってもデリケートで、ちょっとした刺激にも弱いということを理解していただけたのではないでしょうか?

首の小さなポツポツは、とくに悪い病気ではありませんが、これをそのままほおっておくと、肌の色が黒ずんでしまうこともあれば、小さなポツポツが大きなでこぼこに変化する可能性も考えられるので、できるだけ早く気づいてあげることが大切です。

首の肌トラブルに気づいたら早めにスキンケアを始めましょう。

また、普段から首周りの肌を優しく触れるように心がけておくことも大切で、冷えとむくみにも十分注意しましょう。

とくに首にはリンパが集中しているので、リンパの流れに沿って優しくマッサージを行い、首にも必要な栄養素をしっかり届けてあげると、いつまでも若々しい肌を維持できますよ。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

The following two tabs change content below.
ヒロノ

ヒロノ

こんにちは!エステティシャンのヒロノです。 普段はエステティシャンとして働いていますが、仕事終わりや休みの日などを利用して美容に関する情報を幅広く書いています。 これから美容に関する記事をたくさん書いていきますので、どうぞよろしくお願いします!